前回のU13チームの練習メニュー公開に続く今回の第2弾はU14の選手が主となるジュニアユース2ndの5/30(水)に行われたメニューをご紹介します。ランニングと動的ストレッチを終えてから行った最初の練習はシンプルな対面パスです。選手にはパススピードとコントロールの質に拘って臨んでもらいました。練習の最初は比較的シンプルなメニューにする事が多いです。それによってボールを持った際・持たない時のアクションを早く大きくする事に集中してもらい、練習のリズムを上げて次のトレーニングに入っていく為です。
2つ目のメニューは4vs4+4と3vs3+4の2グループに分かれてのポゼッションです。これはボールを持ったフリーマンへパスコースをつくる事・パスが他の選手に渡った際に素早くサポートする頭の切り替えが大切となります。3つ目のメニューは5vs5+2フリーマンと4vs4+2フリーマンの2グループに分かれてのポゼッションです。今度は2つ目のメニューとは違って攻撃方向があるので、パスコースを作る・ボールがもらえなければ動き直すという事に加えてボールを前進させる為にボールを受けた後の事をイメージしておく必要があります。
最後のトレーニングは11vs11のポジション付きのポゼッションです。実際の試合のポジションがあり、反対サイドのラインをドリブル通過します。そして通過後もポゼッションを継続します。このトレーニングではチームのプレーモデルに基づいた動きを覚える・チームとして共通理解するという事が大切になります。
この日は具体的にビルドアップ時のサイドバックとウイングの関係やサイドにパスが出た際に意識すべき事を伝えました。U14の選手はおおよそ理解している事ではありますが、U13の選手が数名入っていたのでこのチームの基本的な部分を確認がてら行いました。
2ndチームでは1日のトレーニングを1つのテーマでは行わず、メニュー毎にテーマを変えるようにしています。
それはテーマに集中して行えば覚えるのは早いかもしれませんが、その分テーマが変わったら忘れるのも早いのではないかと考えているからです。
少しずつ覚えていき、身につけるからこそ試合という複雑な状況でも発揮できるようになると思っています。