ジュニアユース解体新書➀~試合環境を整える~

今回からレアッシジュニアユース(以下レアッシJY)がどういった考えを持って活動しているのかを、より多くの方へ知っていただく為のコラムを掲載していきたいと思います

第1回目のテーマは「試合環境」についてです
では試合環境とは何か、それをレアッシでは2つの側面があると考えています

1.チーム内に適切な競争があるか

選手自身が成長するためには、自分が本来持ち合わせている能力(身体的特徴・テクニック・戦術理解・メンタル)だけでは容易にプレーできない、つまり常に努力をしないと良いプレーができない環境を与える事が必要になります

そこへ目を向けずに学年や年齢で区切ってしまうと、そのグループのトップにいる選手たちが努力せずとも属している集団内での競争に勝ててしまい満足してしまう「天井効果」を生んでしまいます

2.緊張感のある試合を経験する事が選手の成長へつながる

選手は試合を通じて経験を積み、成長します
もちろん練習試合でも成長しますが、やはり相手の集中力も高まり緊張感あふれる公式戦を戦う事が最も選手が成長するのに必要なものだと考えています

 

ここからは先に述べた試合環境に関してレアッシがどのように向き合い・取り組んでいるかを説明していきます

➀レアッシJYにおける競争

レアッシでは学年に関係なく純粋な実力で試合へ出場するメンバーを決めるようにしています
もしかすると「レアッシでは勝負に関係なく平等に試合へ出場できる」と思われている方もいるかもしれませんが、そうではありません

前述したように選手が成長するにはその選手が持っている能力(スピードやパワーといったフィジカル能力・テクニックや戦術理解度)に見合った環境、つまり選手が自然とプレーすると少し難しいと感じるレベルの試合でプレーする事が大切になります

そういった環境を与えるために2年生でも実力があると判断すれば上の学年の試合へ飛び級で出場していますし、実際に今のU13の選手も4名ほどU15の公式戦(福岡支部リーグ)へ出場しています

➁全学年で公式戦を経験できる環境

現在レアッシJYでは大まかにU14・15の選手を、県リーグを戦うグループ1・支部リーグを戦うグループ2と3・そしてU13という4つのグループ編成で公式戦を戦っています(前述したようにその中で選手の移動、例として挙げるとU13の選手が飛び級で支部リーグを戦う、などもあります)

それによって各選手が持ち合わせている能力に見合った環境で緊張感のある公式戦を戦う事ができます
U15(中学3年生)で県リーグを戦うTOPチームに入れなければ公式戦を経験できない、もっと言うと中学2年生の時点で自分の学年の試合に出られなければ2年間という長期間に渡って公式戦を経験できないという成長へ繋がらない環境に身を置かずに経験を重ねる事ができます

 

レアッシJYでは上記した2点を大切にしながら目の前の試合(大会)における勝利へこだわっています

勝つために必要な要素をいくつも考え出し、その中で目の前の試合に繋がる事をトレーニングする
その繰り返しによって試合で結果を残す事と選手たちがサッカーにおいて必要な様々な要素を身につけるという事が両立できると考えています

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