U-11・TRM 『新しいコンセプトに挑戦中』vs カミーリア

本日、筑紫野市にあるシュロアモール筑紫野グランドにてU-11・1stチームの練習試合を行いました。

対戦相手はカミーリア筑紫野。
30分ゲームを3本こなしました。

7月中旬にファーストチームのメンバーが決まって3ヶ月、新人戦までは主に攻撃の崩しの部分に取り組んできました。
裏へ抜ける動き出しはまだまだですが、なんとなくイメージの共有ができてきたので現在は次の段階へ進んでいます。

個人の能力やフィジカル、守備のインテンシティの高さだけに頼ったプレーでは目の前の試合に勝利することはできても、サッカー選手としての成長もしくはジュニアユース(中学生)やユース(高校生)へ進んだ時に頭打ちになります。

ですので今のうちからサッカーの戦術の基本を習慣化してほしいと思います。

当然それは『試合に負けても良い』ということではなく、すべての試合で全力で勝利を目指す必要があります。
僕自身、そしてクラブも「負けてもいいから選手育成」ではなく、「勝利を勝ち取るためにしっかりと育成する」というコンセプト。

しかし目指すべきサッカーの難易度は高いです。
でも、これをクリアしていかないとサッカー選手としての将来は見えてきません。
選手たちには高い意識を持って取り組んで欲しいと思います。

■試合結果
① 2-4負
(得点:シセイ、ヒカル)
②3-2勝
(得点:フウト、シセイ、ヒカル)
③1-1引分
(得点:シセイ)

今日の得点者。
仲間どうしで得点を競い合うのは良いことです。
が、まだまだ決めないといけませね。

今日は多くの失点をしました。
3バックと2バックではセンターバックの概念が異なるので、難しさがあります。
ただ、修正後はある場面においては良くなりました。
しかし反対に別も問題も生じました。
これから状況に応じたプレーを学んで欲しいと思います。

が、失点のほとんどはDFではなくMFとFWの問題です。

また、攻撃のビルドアップの中で頭が働いている時には良いプレーが出ていました。
疲れてくるといい加減なプレーが増えました。
ビルドアップ攻撃は難易度が高いのですが、最初の段階としては良かったと思います。

DFの選手がパスを引っ掛けた時にミスに見えますが、これもMFとFWのポジショニングを改善しないといけません。
練習でも言ってますが「そこに立ったらそこにパスを出す」のでパスカットされたら受け手の立ち位置の問題ですね。

最近取り組んでいるサポートのコンセプト。そしてプレースペースの確保などなど。
これを実行するために自分には何ができて何が足りないのかをよく考えましょう。

また、サッカー選手というものは「どうしても調子が上がらない時」があります。
ただ、「良い時があった」ということは「必ずまた良くなる」ことなので気にせずに日々の練習や試合に打ち込んで欲しいと思います。

チーム内の競争が激しくなってきました。
戦術的にも少しずつ難しくなっていきますが、最初のスタートはみんな同じです。
これからは日々の小さな積み上げが1年後に大きな差となってきます。

目指すべきところはもっと高いところですが、まずは一歩ずつ確実に進んで行きましょう。

本日もたくさんの応援ありがとうございました。

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この記事を書いた人

□スペインサッカー指導者ライセンス レベル1
□選手歴 筑陽学園サッカー部卒
□指導歴
2007-現在 レアッシ福岡FCジュニア,ジュニアユーススタッフ
2009-12 FCバルセロナ オフィシャルスクール福岡校コーチ
2015-2016 スペインバルセロナ在住
2015-16 UE CORNELLA Juvenil B 研修(バルセロナ)

サッカーコーチが学べる情報サイト『ジュニアサッカー大学』を運営