日本のサッカーファンが大きく期待し、惜しくも惜敗したサッカーワールドカップ・ベルギー戦。
深夜の時間帯だったにもかかわらず、沢山の人が応援したのではないでしょうか。
専門的な意見は別として、僕は日本代表はとてもよく戦い深い感動を与えてくれたと思います。当然ながらベスト8の壁を破るのは簡単なことではありません。
この試合が次のワールドカップ、そしてこれから世界へ羽ばたく子どもたちに良い刺激を与えてくれたのではないでしょうか。
日本は世界に追いついているのか、離されているのか
各国のサッカーのレベルを測るのに「FIFAランキング」がありますが、それも重要ですが、それよりもその国の選手がレベルの高いリーグで何人プレーしているかということも非常に重要です。
過去に比べて海外でプレーする選手の数は増えましたが、サッカー強豪国と比べると明らかに少ない状況です。
そして日本のトップトップがどのレベルのクラブでプレーしているか、そこが世界との差ではないでしょうか。
例えばクロアチア代表。モドリッチはレアル・マドリードの司令塔ですし、ラキティッチはバルサの中盤、マンジュキッチはイタリアのユベントス。その他のメンバーも有名クラブでプレーしている選手ばかりです。
強豪国はそのように世界でも高いレベルにあるリーグの強豪クラブでプレーしています。
その点では海外でプレーする選手は以前より増えましたが、所属しているクラブのレベル、その中でのポジションは強豪国と比べるとまだ低い状態です。
日本だけで見ると確かに「海外でプレーしている選手が増え、W杯にも出場することができるように」なりましたが、世界はさらに速いスピードで進化しています。
早い年代で海外でプレーすることが必要、そのためには
別の機会に書きたいと思いますが、日本の選手が世界のトップクラブで活躍するにはある段階を踏んで行くことが必要です。
そしてそのステップを踏んでゆくには育成年代の指導内容も重要になってきます。
日本人には必ず秘めたポテンシャルがある!
歴史的、文化的な背景を考えるとサッカーでも日本には多くの可能性があると思います。そのためには世界を見据えた育成が必要不可欠ですし、そのためには我々指導者がそこを意識して日々現場に立たないといけません。