これやりたい!やりたくない!幼児期のモチベーションの波

大人でも子供でも、何かを行動に移すときのやる気やモチベーションというのは幼児期に形成されているそうです。
この投稿をご覧になっている方も、職場の部下や自身の子供に対して「どうしてやる気をもって取り組むことができないのだろうか」と頭を抱える経験があるかもしれません。
今回は、そんな大事な幼児期にやる気にさせるコツやモチベーションを上げるコツをお伝えできればと思います。

子供達、特に幼児期はたくさんの欲求だらけです。
これって何?これはどういう意味?どうしたらできるようになるの?
などと、知りたい事、やりたいことで溢れていて、こんな言葉をよく耳にすることかと思います。
このような時、大人の取るべき対応はどのようなものなのか答えることができるでしょうか。

例えば、県外へ家族で旅行に行くことになった時に、小さい子供に『〇〇県に行こう!』と話をしてもなんのこっちゃ子供には分かりません。
なので、その計画を立てる段階で〇〇県の美味しい食べ物であったり、楽しそうな商業施設や観光名所などの写真を見せたりしてモチベーションアップに時間を費やします。
このようなことを続けていくと、小学校へ行っても更に上の年代へ行っても自らの力でテンションを上げることができるようになってきます。
常にやる気がある人は自走することができる、つまりモチベーションを保つ方法を知っている人と言い換えることができるようです。

ここで、ある幼稚園教諭の話を挙げさせていただきます。
その先生と子供との対話は下記のとおりです。

先生:『どこの国の王様になりたい?』
子供:『アメリカ!!』
先生:『なんで?』
子供:『アメリカって大きいんだよ!』
先生:『どれくらい大きいのかな?』『どうやってアメリカへ行くの?』
子供:『知らなーい・・・』
先生:『えー!知らないの?調べてみる?』

さてこの対話の翌日、先生と子供との会話にはどのような内容が交わされることが予想できるでしょうか?
その子供は「アメリカってどんな大きさなんだろう、日本とどれくらい違うのかな・・・」と大人の声掛けによって頭の中が想像力に溢れ、知りたくて知りたくて仕方のない状態になっていたはずです。

こんなやり取りを幼児期のうちからたくさん経験していくと、知らないことやできないことが出てきたとしても自分で調べたり、工夫をして行動ができる自立した人間へと成長していくことが大きく期待されます。

是非皆さんも、『やりなさい!!』と叱るだけでなく、やる気にさせる声掛けやモチベーションアップの手法を用いていただけたらと思います。

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この記事を書いた人

レアッシ福岡フットボールクラブ

福岡県福岡市南区で活動しているU12、U15サッカークラブチームです。
幼児~小学生のサッカースクールも行っています。

世界トップレベルのスペインバルセロナでコーチングライセンスを取得し現地で監督を務めたコーチ陣が指導します。
選手一人一人の個性や能力に合った指導を行うため、日々の練習に映像分析を取り入れ分析とフィードバックを徹底的に繰り返しています。

レアッシ福岡FCのコーチ陣は常に全力で選手のことを考えます。