いきなりですがサッカーコーチになるという事は決して難しいものではありません
指導できるチームさえ見つければ、すぐにでも選手達に「コーチ!」と呼んでもらえます
しかし担当する選手をサッカー面でも人間性という面でも成長させる事ができる【プロコーチ】になるのは簡単ではありません
でもレアッシでコーチになる為には【プロコーチ】になろうと本気で想い、努力できなくてはなりません練習には1時間以上掛けてメニューを考えて紙に書き出し、そのメニューを行うグループも全選手の成長を考えて最適な組み合わせを事前に組んでおきます
決してメニューを考える時間がなかったから前回と同じでいいや、という事はありません
試合では選手やチームが直面している困難を少しでも早く効果的に解決できる術(コーチングや選手起用)を考え続けます
そして試合が終わればスタメン選びや途中交代の選手選考・各選手の試合出場時間を各試合毎にマッチレポートにまとめる
そしてそれを定期的にまとめて自分の指導やサッカーの考え方に改善点はないのか振り返ってデータをまとめてスタッフ間で議論するまた、時間を作って欧州各国の試合を観て議論を交わしたり、自チームの試合の映像を分析して編集したものを選手とインターネットを通じて共有する
更に週に一度、各コーチが自分でテーマを決めて編集した映像やデータを用いてプレゼンしてそれを基にさらに他のコーチがその改善策を提案する為に映像編集やプレゼン資料を作るというミーティングを行っていますそれが今、私達レアッシのコーチが行っている事です
しかしまだまだ満足のできるレベルではないのでもっともっと私たちは改善しなくてはなりません
それはレアッシを選んで入団してくれた選手達への責任があるからです
彼らが「レアッシでサッカーができて良かった」と思ってもらえるように努力し続けたいと思います!「プロのサッカー監督というのは、その仕事でお金を稼いで生活しているかどうかではない。
『私はプロのサッカー監督です』と他の人に言える覚悟を持って指導できるかどうかだと思う。」
これは私がバルセロナ在住中に知人から言われ大切にしている言葉です
この覚悟があるからこそ、「私はレアッシのコーチです」と言えるのです