10年後の指導現場

先日は10年後のサッカー監督について話しましたが、では、10年後の指導現場はどうなっているのでしょうか??
実はテクノロジー技術を導入して指導をしている監督もすでにいます。
まだまだAIを使って分析とまではいきませんが、対戦相手の試合動画を編集して、練習やミーティングで選手に見せて対策を伝えたりといった感じで導入しています。
つまり言葉で伝えるより、動画を見た方が早い場合もあるのです。
まさに「百聞は一見にしかず」です。
前回も話しましたが、サッカーのプレイを言語化し、AIに認知させて情報を蓄積させるのは、かなり難しいと思います。
それよりも、動画でイメージを認知させて蓄積する方が簡単ではと思います。
つまり、サッカーのプレイを言語化する事は学術的な意味合いが強く、これからの指導の現場では、古臭いものと感じられるかもしれません。
なぜなら、監督やコーチがタブレットで選手に動画を見せて理解させる方がはるかに伝わりやすいからです。
特に私のような年齢の低い選手に指導するコーチの場合、サッカーのプレイを言語化した難しい言葉を使っても、全く伝わらないでしょう。しかし、動画を見せれば伝わります。それは選手に限らず、サッカーを詳しくない保護者の方やサポーターにとってはなおさら効果的なはずです。
言語化に没頭している間に、AIや先端のテクノロジーを駆使した素人監督に負ける、なんて時代が来ないとも限りません。
そういった様々な要素までも敏感に感じられるサッカー監督こそが、これからの時代、成功を収めるのではないでしょうか。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

□JFAスポーツマネージャーGRADE2
□経歴
2013- NPO法人レアッシ福岡フットボールクラブ理事長