レアッシのスーパーバイザーを務める坪井健太郎氏。現在スペイン・バルセロナいおける強豪クラブUEコルネジャにてフベニール(高校生)年代にてコーチをしながら日本でのサッカー専門誌などで記事を書いたり、書籍を出版したりしています。
このクラブは育成年代ではみなさんが知っているメッシやネイマール選手がいるFCバルセロナ、そして以前は日本代表の中村俊輔選手が所属していたRCDエスパニョール(ともにリーガエスパニョーラ1部)に次ぐ強豪クラブです。
RCDエスパニョールはレアッシの後藤コーチも以前コーチを行っていたクラブで、僕自身はバルセロナ留学中はUEコルネジャにて坪井氏がコーチを務めるフベニールBというカテゴリーの分析用の資料を作っていました。
対戦相手の試合のビデオを入手してそれを様々な局面で切り取って対戦相手の対策を練ったり、選手に伝えるようの資料作成。
日本の街クラブがどこまで「分析」というものに力を入れているかは分かりませんが、スペインでは当然の仕事です。
そんな中、僕らが使っている「LongoMatch」というソフト。日本ではメジャーなのかどうかわかりませんが無料版があるので一度試しても良いかもしれませんね。
僕が留学中に同居していたスペイン人のルイス。
彼はヨーロッパにおけるトッププロクラブの分析における先駆者で、分析用の設備やソフトをプロクラブに販売していました。
仕事の対象としていたクラブがあまりにも大きかった(例えばバルサやバイエルン、チェルシーなど)のでびっくりしましたが、しかし、世界のメガクラブの先端が何をやっているかを家にいながら聞けるのは滅多にない機会なので、とても刺激的だったのを覚えています。
絶対に見ることはできないいろんな資料を見せてもらいました。
今度日本に行きたいと言っていたので、来日の際にはレアッシに来てもらいましょう。
そういう話もあって、世界では街クラブの育成年代でさえも「分析」に力を入れておりその必要性は年々高まっていると感じています。
日本と世界の差は、その国のトップどうしの戦いもありますが、プロではない街クラブがどれくらいのレベルを持っているかという視点も必要だと思います。
レアッシというクラブが考えるのは「日本の一(いち)街クラブが世界トップレベルのものを提供する」ことで日本サッカーの底上げにつながるということです。