ジュニアユース解体新書②~サッカーを理解する為の様々な角度からのアプローチ~

レアッシジュニアユースについて詳しく知っていただくための不定期コラム第2弾です(第1弾はこちら
今回はレアッシが何度も言ってきた【選手がサッカーを理解する】という事を実現する為に取り組んでいる内容をご紹介します

選手がサッカーを理解するという事

例えば試合の中で「そうじゃない!」「今のは違う」なんていう声を聞いたことはないでしょうか
こういった声掛けでは選手たちは何が悪かったのかがわからなかったり、どうすれば良いのかわからずに次のプレーに移らなければならなくなってしまいます

そういった場面で大切なのは
・その場面はどういう状況だったのか(ボールの位置・味方や相手の立ち位置など)
・異なる選択(判断)をしてほしかった理由
などというものを理解し、次に似たような場面で正しい選択をできるようになる事です

このような状況を理解(認知)し、それに応じて次のプレーを決断(判断)してそれを実際に行う(実行)というプロセスを踏む必要があります
しかしサッカーは瞬間的にそれらを行わなければなりませんし、外部(ベンチ)から見えている景色とピッチの中で選手が見ている景色は異なるので後からその時の状況を把握する事は簡単ではありません

状況を客観的に見る方法として

それを実現する方法としてレアッシでは学年に依りますが、映像で自分のプレーやその決断をした時の状況を見る為に試合の映像を撮り、監督たちがそれを編集してタイトルなどで改善点や意識してほしいポイントをわかるようにしてインターネットのクラウドを使って選手たちと共有しています

それによって選手は似たようなシチュエーションになった際に意識すべきポイントを押さえる事で同じようなミスを減らす事ができると思います

ここでポイントになるのは決して【パターンで覚えさせるのではない】という事です
確かに選択肢を選手から奪い、「これをやれ!」と言えば選手たちは考える(認知と判断)というプロセスを経る必要がないので自然とプレーが早くなります

しかしそれでは選手はサッカーを学ぶ事ができませんし、上のレベルに行った際にパターンでしかサッカーをしてこなかったため新しい環境(サッカー)への適応に時間が掛かってしまいます

これからのサッカーはますますテクノロジーの占める重要度が増していく

これまでのサッカー界は指導者や選手の感覚に頼る部分がとても大きな割合を占めていました
そういった環境では選手として成長しやすいのは感覚的に優れた【感覚系】と言われる選手ばかりでした

しかし今後テクノロジーが占める割合が増すであろうサッカー界では客観的に・俯瞰で物事を捉える方が得意な【賢い・理解力が高い】と評されるような選手が成長しやすい環境が今以上に整えられる可能性があります

感覚的に物事を捉えるのが得意な選手・俯瞰で理解した方が成長できる選手の両方が成長できる環境をレアッシではさらに整えていきたいと思います

体験会などの予定について

9月下旬または10月初旬よりレアッシジュニアユースの練習へ参加し、現在在籍している中学生と一緒にトレーニングする体験練習を開始します
詳細が決まりましたら改めて幣クラブのHPにてご案内いたしますので、よろしくお願いします

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