レアッシジュニアユースの日々の取り組みや考え方を紹介する不定期コラムの第4弾です(これまでのコラムはこちらからご覧になれます→第1弾・第2弾・第3弾)
今回は日々のトレーニングに対するコーチたちの準備についてご紹介します
選手たちはどのチームでも「準備をしっかりやろう」「良い準備が良いプレーに繋がる」という趣旨の事を聞いていると思います
選手たちが求められる準備とは少し異なる準備をレアッシのコーチたちは日々行っているのです
練習メニューを考える事は当たり前として
日々のトレーニングについてコーチたちは練習メニューを考えます
人数や年代・チームや個人の課題などを考慮して
当然同じ年代でも個人の特徴やチームの特徴・時に対戦相手などに応じて取り組むテーマは変わります
それ(メニューを考える事)は指導者として選手と真剣に向き合っていれば当然やらなくてはならない事であると思います
しかしメニューを用意するだけではまだ足りないと考えています
メニューを用意する先で必要なこと
今や書籍はもちろんインターネットで練習メニューを検索すれば図や解説付きのメニューだけでなく、動画でのメニュー紹介をしているものまで入手する事ができます
ですので指導者が考えるべきは『どうやれば選手・チームは更に成長できるのか』についてです
だからこそテクニック・戦術・メンタル・フィジカルといった様々な要因を踏まえて1日のトレーニングを準備します
具体的な準備について
レアッシでは以下の点を考慮してトレーニングを行っています
➀1つのメニューの時間・セット数
例えば持久力を鍛える目的でポゼッションを行うならば、コートを広くして1セットの時間を長くする
もしパワー系のトレーニングでポゼッションを行う時はコートを狭くして1セットの時間を短くして全力でプレーし続ける事を求める
➁曜日・試合までの日数を考慮する
週初めであれば持久系を向上させるトレーニング・週半ばであればパワー系のトレーニング・試合前日であれば強度が高く1回のアクションが短いスピード系のトレーニング(フィジカル能力を落とさずに疲労を翌日に持ち越さない事が狙い)などとトレーニングの負荷をコントロールします
➂グルーピングやポジションを事前に考えておく
例えば4対2のロンド(ボール回し)を行う際にも選手たちに適切な負荷が掛かり、難しすぎたり簡単すぎないようにメンバー(グルーピング)も事前に決めておきます
ポジション付きのゲーム形式のメニューを行う際はポジションも指定するので、その点も事前に考えておきます
実際の練習会場での準備
これまではグラウンドへ到着する前に行うことに焦点を当てて話をしてきました
そしてここでは実際に練習会場へ着いてからの準備に関して説明させていただきます
グラウンドへ着いてからコーチ達は今日のトレーニングで行う練習メニューの準備をします
その際は【可能な限り選手たちがプレーをしない時間を作らない】事を頭に入れておきます
具体的には複数の色のマーカーやコーン・ポールなどを利用してメニュー1では赤色のマーカーでコートを作っておき、メニュー2は青色というように分けておいてメニューが終わったら「今使った赤色のマーカーだけ外して」と言って、それを取るだけでメニュー2の準備は完了するため空き時間を作らずにすぐに次のメニューへ移行できるように配慮します
そのために練習メニューを考えた後は、グラウンドの広さを考慮してどういう風に各メニューのコートを用意するか・それを実際に行うために必要な道具は何で、どれくらいの数が必要かといった細部まで考えておきます
ざっとこれまでお話した事はレアッシのコーチたちが選手やチームが少しでも成長できるようにと考えて日々のトレーニングに対して工夫し、取り組んでいる事になります
10月9日より現小学6年生をジュニアユースのトレーニングへ参加して頂ける機会を設けた練習会を実施いたしますので、どういったトレーニングを行うのかなどについてご興味がある方はこちらから内容を確認していただき、お申し込みください。