結局のところサッカーをやっていて何が楽しいのか?
を考えると、何かが一つできるようになったら、もっと難しいことをやりたくなる。ということが一つあります。
これは誰しもが本来持っている感情で、できることを繰り返しているだけではいずれ飽きてしまいます。
脳科学の分野において『エクスポージャー』という言葉があります。
エクスポージャーとは『軽いストレスを感じるポジティブな行為に挑み続けること』という意味です。
これにより脳が活性化し、前頭前野が発達すると言われています。
脳の前頭前野とは、脳の高次機能を担う大事な部分で<やる気・集中力・論理的思考・コミュニケーション能力>などを司っています。
ですので、この前頭前野が発達している人ほど他人との良好な関係を築けたり、長期的な視点に立って物事を考えることができるので、結果として社会的地位や経済的地位が高くなりやすいという傾向があるそうです。
これらを司る脳の大事な前頭前野を発達させるための方法の一つが、エクスポージャーです。
軽いストレスを感じるようなポジティブな行為に挑み続けること。
例えば<新しい学び・新しい場所・新しい食べ物・新しい人間関係>どんなことでもいいのですが、脳はいろんな部分に刺激を与えることで成長します。
特にその中でも良いのが『何らかの目標に向かって努力する時に味わうストレス』です。
自分がやりたいと思える目標なら何でも良いのですが、自分が心地いいと思う範囲の外=コンフォートゾーンに出ることが大切です。
よく初めての練習をやろうとすると「えーできない」という子がいますが「できないからやるんだ」という話をよくします。
まさにこれがコンフォートゾーンの外に連れ出す行為です。
もちろんレベルに応じた適切な課題設定が必要になってきますが、少し難しいかなと感じても子どもは意外とすぐにクリアしてきたりするのでので面白いですね。
少し難しく書いていますが、要するにチャレンジすることが大切だということですね。
その子にとってのチャレンジを促していけるように指導していきたいと思います。