今回は【ペナルティーキック】のルールについて解説します。
ペナルティーキックとは?
ゴールキーパーが手でボールを触れることができるエリアをペナルティーエリアと言い、そのエリア内で直接フリーキックとなる反則を犯すと【ペナルティーキック/通称:PK】が与えられます。
もちろんペナルティーキックから直接得点することができます。
ゴールキーパーは動けない!? 実は知らないルール
ペナルティーキックの大前提となるルール(考え方)は5つあります。
①ボールから9.15m(ジュニアは7m)離れなければいけない
②キッカーとGK以外はペナルティーエリア・アーク内に入れない
③GKはゴールライン上から動けない
④キックは前方に蹴る
⑤助走完了後のフェイントは禁止(助走中のフェイントはOK)
この5つが基本的なルールの考えになります。違反した場合は反則となり、得点に直結する場面ですので【キックの結果が再開方法と処置に関係】してきます。
※再開方法が同じ反則もあります。
それでは確認していきましょう!
■結果(ゴール/ノーゴール)が関係するルール
・攻撃側競技者がペナルティーエリア内へ侵入する
※①・②のルールに違反している為、反則となります。
ゴールの場合/攻撃側が再びキックを行う
ノーゴールの場合/守備側の間接FK
・守備側競技者がペナルティーエリア内へ侵入する
※①・②のルールに違反している為、反則となります。
ゴールの場合/ゴールが認められる
ノーゴールの場合/攻撃側が再びキックを行う
ゴールキーパーの反則(キックが行われる前にゴールライン上から前に動く等)
※③のルールに違反している為、反則となります。
ゴールの場合/ゴールが認められる
ノーゴールの場合/攻撃側が再びキックを行う+GKに警告(イエローカード)
■結果が関係しないルール
・ボールが後方に蹴られる
※④のルールに違反している為、反則となります。
守備側の間接FKでプレーが再開します。
・キッカーの不正なフェイント(助走完了後にボールを蹴ろうとして蹴らない等)
※⑤ルールに違反している為、反則となります。
守備側の間接FKでプレーが再開し、キッカーに警告(イエローカード)
・特定されていないキッカーが蹴る(キッカー後方から味方が蹴る等)
※②のルールに違反している為、反則となります。
間接フリーキック+特定されてないキッカーに警告(イエローカード)
このようにPKだけでも事細かくルールが定められています。
それでは最後にバルセロナのトリックPKをご覧下さい、ルールをよく知っているからこそできるプレーです。
次回第9弾は【競技のフィールド規定-11人制と8人制の違い】について解説します。
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■保護者のための【2分でわかるサッカーのルール】
第1弾【 ボールは出た?出てない? ゴールは決まった?】
第2弾【スローインが反則になる!?】
第3弾【アドバンテージ・フリーキックにならない反則】
第4弾【ゴールキックのルール】
第5弾【コーナーキックのルール】
第6弾【オフサイドのルール】
第7弾【イエロー/レッドカードの対象となる反則】
第8弾【ペナルティ-キックのルール】
第9弾【11人制と8人制の違い】
第10弾【オフサイドのルール/上級編】
第11弾【GKのプレー規則】