若いうちに克服すべき海外アレルギー

レアッシ初となる海外遠征を来春に控え、保護者や選手達と話をする中でよく出てくるのが「海外アレルギー」

-海外アレルギーとはどんなものなのか-
具体的に言うと「スペインの選手は大きくて強いから太刀打ちできないんじゃないか」「コテンパンにやられて自信を失うんじゃないか」といったものでした。

でもこの感覚は理解できます。私もスペイン留学を決意する際には「スペイン人は選手も監督もサッカーを知っていて学ぶ事ばかりなんだろうな」と思っていました。

大してスペイン人について知らないのに勝手に尊敬し、自分を卑下してしまっていたのです。

-実際に留学してみると-
しかし実際に留学してみると確かに素晴らしい選手や指導者もいるのですが、それ以上に「全然ダメだな」という者も多くいたのです。

それは実際に行ってみて感じた事でした。今振り返ると自分も「海外アレルギー」を抱えていたのだと思います。

そういったモノは実際に体験してみると払拭できるものですし、それは若くて早く経験できれば容易になると思います。

-海外に限らず困難な局面に出会う事には価値がある?-
そういったアレルギーや自分の弱い部分を乗り越える経験を通して強い相手と対峙した時や困難な局面に出くわした時に「イヤだ」と逃げてしまうのではなく「この相手にどれくらい自分の力は通用するのだろう」や「これを乗り越えられたら強くなるぞ」と前向きに向き合える強いメンタリティや逃げ癖でなく挑み癖を持った選手になってもらいたいのです。

これからはますます国際化社会となるでしょう。もしサッカー選手になれなくても仕事をしていれば海外と接点を持つ事はあるでしょう。その時に「アメリカは大国だからムリだよ」なんて思っていては活躍できません。

今回参加する予定の大会は世界中からチームが集まり、過去にはバルサ・レアルマドリーといったスペイン国内の強豪だけでなくバイエルンやアヤックス、さらにはブラジル代表やポルトガル代表も参加した実績があります。
どんな対戦相手になるかはまだわかりませんが、ぜひ1週間ちょっとという期間で海外に気圧されることなく挑んで来ましょう!

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この記事を書いた人

□スペインサッカー指導者ライセンス レベル2
□指導歴
2007-2012 清水エスパルス普及部
2009-2012 エスパルスSS駿東JY U-13監督
2012-2013 U.E.SANT ANDREU Infanitil A (U14)アシスタントコーチ
2013-2014 U.E.SANT ANDREU Cadete B (U15)アシスタントコーチ
2014-2015 C.D.ALMEDA Alevin A (U12) 監督
2015-2016 U.E.Sant Joan Despi Alevin D (U12) 監督
      U.E.Sant Joan Despi Infanitil E (U14) 監督
2016-現在 レアッシ福岡FC