保護者のための【2分でわかるサッカーのルール】-11人制と8人制の違い-

ルール解説も第9弾を迎えました。
今回は【11人制と8人制の違い】について解説します。

ジュニアサッカー、実は11人制で試合を行っていた!?

【小学生のサッカーは8人で行われるもの】と認識している方も多いと思います。現在は8人で行われているジュニアサッカーですが、以前は11人で試合が行われていました。8人制が導入され始めたのは約8年前。
【子どもたちに出場機会を与える、試合を通して選手として成長させる】といったサッカー協会の考えから変更となりました。

11人制と8人制の違い

では、8人制となったことで何が変わったのか?
具体的に解説していきたいと思います。

①競技フィールドサイズの変更
8人制の場合/縦68m×横50m
これは11人制の約半分のピッチサイズで、よりコンパクトになりました。もちろんピッチ内のエリア(ペナルティーエリア等)の大きさも変更となっています。

②交代の自由
以前は主審に合図をして試合が停止した際に選手の交代が行われていましたが、8人制サッカーでは主審に合図をする必要がありません。(※GKの交代を除く)また自由に選手交代を行える為、選手の出し入れ(一度交代した選手が再度試合に出ること)が可能となりました。
ですが、デメリットもあり交代のタイミングが重要になりました。交代する選手がピッチを出るまで、代わる選手は出れないのでその分ポジションに穴が開いてしまいます。いつ交代するのかも大切なポイントです。

③退場者の補充ができる
試合でレッドカードを提示された選手はピッチ内・ベンチ付近に立ち入ることはできません。ここまでは変わりませんが、8人制サッカーでは退場者の分・プレーする競技者を補充できるようになりました。恐らく選手に出場機会を与えるためといった目的から8人制を導入しているためだと思われます。

私自身11人制でジュニアサッカーを経験した年代ですので、ものすごく違いを感じました。個人の意見になりますが、メリット・デメリットは必ずあると思います。たまに「11人制になったときに対応できるの?」といった声も聞きますが、福岡県のジュニアユース(中学生年代)のU-13(中学1年生)最初のリーグ戦は9人制で行われます。
すべては子どもたち・選手の成長のためであり、そのために様々な観点から試行錯誤する必要がありますね。

次回第10弾は、【オフサイドのルール・上級編】を解説します。

———————————————————————-
■保護者のための【2分でわかるサッカーのルール】
第1弾【 ボールは出た?出てない? ゴールは決まった?
第2弾【スローインが反則になる!?
第3弾【アドバンテージ・フリーキックにならない反則
第4弾【ゴールキックのルール
第5弾【コーナーキックのルール
第6弾【オフサイドのルール
第7弾【イエロー/レッドカードの対象となる反則
第8弾【ペナルティ-キックのルール
第9弾【11人制と8人制の違い
第10弾【オフサイドのルール/上級編
第11弾【GKのプレー規則

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人