U-12福岡市長杯ベスト8をかけて決勝トーナメントに臨みました。
1回戦はシードの今宿との対戦でした。今季はリーグ戦や大会等で何度か対戦しましたが、1度も勝っていない苦手なチームです。
トーナメントということもあり、前日までのトレーニングではセットプレーやPKの練習に時間を費やしました。試合前の指示は、今季最後の対戦で3度のリードを守り切れず、3対4で逆転負けした経験から、得点後の失点を要注意ということと、試合終了のホイッスルが鳴るまで決して油断しないことを伝えました。また、午前10時キックオフのため、太陽の位置を考えて攻撃エンドをとることを指示しました。
立ち上がり、太陽を背に攻撃をしかけました。クリアが偶然にも相手センターバックにハイボールを入れる形になりました。そのセンターバックのハイボール処理にスキを感じたため、急きょハイボールを入れる作戦に変更しました。これが当たり、コーナーキックからのロングシュートが決まり1点先制!
キャプテンをはじめ、油断するなといった掛け声がすぐさま飛び、指示を忘れていないはずでした…しかしその1分後に左からのクロスの処理にミスがでて同点に。やはり今宿のメンタルの強さは健在でした。しかし、今のチームの成熟度は、昨年末に匹敵するほどに仕上がってきています。慌てることなく立て直し、攻撃を続けました。
お互い一歩も譲らずPK合戦に。ここでも一進一退が続きましたが、今宿の7人目のキックをGKが止め、こちらはフィールドプレイヤー全員が決め、辛くもベスト16進出を決めました!
しかし、立ち上がりから相手のドリブルに苦戦し、先制を許す苦しい展開。40分ゲームではありましたが、2試合連続のPK戦はリスクが高いと感じたため、すぐにプランを修正しシステムを変更しました。
1点ビハインドで折り返し。ハーフタイムの指示は、コンビネーションを使っての攻撃と、多少のリスクを冒してでも攻撃に人数をかけることを伝えました。
後半に入り、サイド攻撃よりは中央突破を優先し、なるべく早くゴールに迫る。スルーパスに反応したエースが相手GKの頭上を越えるループシュートで同点。その後も攻めたて、中盤の選手がペナルティーエリアまで進出しシュート。残り5分でなんとか逆転に成功しました!そのまま試合は終了し、3年連続のベスト8進出を決めました!
苦しい試合を決定づけるシュートを決めたのが、ハルト、ヒビキ、ユウシと長くレアッシを引っ張ってきた選手たちでした。今のチームの選手達には、これからもレアッシを引っ張っていく強い意志と、その資格、そして大きな責任感があります。
これからも、レアッシの選手であるプライドを持って戦っていってくれると確信した2試合でした。
また、今回もサポーターのマナーのある、そして温かい声援が、力以上の勇気を与えてくれました。本当にありがとうございます。次も精一杯がんばります!