フィジカル専門コーチ 関 大悟氏 就任
レアッシ福岡FC ジュニアユース(中学生)では2018年より、フィジカル専門コーチを置くことで、よりハイレベルな選手を輩出できるよう環境を整えました。
スペインでの指導実績、コーチライセンスを取得したコーチがサッカー面を指導するだけでなく、今後はプロサッカー選手、トップアスリートを目指す上で欠かせない『フィジカル(身体)』の面でも、専門的な指導が受けれるようになりました。
2018年からフィジカルコーチとしてレアッシに加わったのは東京都にある会社「CREATIVE LABO」の代表である「関 大悟」氏です。(詳細プロフィールはこちら)
フィジカルトレーニングの重要性
「フィジカルトレーニング」というと、筋肉を鍛えることをイメージしますが、実際は年齢に応じて鍛えなければならない要素が異なります。
運動神経といわれる「コーディネーション」、走ることなどに代表される「スピード系」、体の可動域に関連する「柔軟性」や筋力に関係する「パワー系」。
サッカー選手を目指す上で「様々なフィジカル能力」は、選手のパフォーマンスに大きく関係します。
また、プロサッカー選手を目指すということは「アスリート」ですから、当然「フィジカル」の能力が重要です。
テクニックや戦術的賢さだけでトップに上がるのは不可能で、必ずトップアスリートとしての「フィジカル能力」が必要になってきます。
低年齢から始めたほうが良いフィジカルトレーニング
前述したように、年齢によってトレーニングする要素は異なります。また、各年代でしか大きく改善できない要素もあります。専門的になりますが、コーディネーションに関連する神経系の能力は9〜12歳頃に神経細胞同士がもっともつながることによって、成人の90%程度が完成します。
つまり、年代毎に発達する能力が異なるため、その時期にやっておかなければならないことを怠ると、その後に挽回するのが難しくなってきます。
重りを使った筋力トレーニングを小学生にさせても効果がないことはイメージできると思いますが、それはつまり、その年代では別の要素を向上させなければならないということです。
2018年からの導入に向けて体験会を実施
12/18月曜日に体験会を実施しました。
ジュニアユース(中学生)を2グループ、小学生を1グループとして合計3コマ指導をして頂きました。
導入後は「一人一人のシート」を作成し、個人の現在の能力に沿った練習メニューが提供されます。それを2週間に一度チェックを受けて、トレーニングの進行具合を見ながら新しいメニューが作成されます。
フィジカルトレーニングは同じ学年だからといって全員が同じメニューを同じ数だけこなすのはナンセンスです。年齢は同じでも成長の度合いや能力はそれぞれ異なるので、一人一人に合ったメニューを練習しなければなりません。
2018年からはジュニアユース(中学生)の選手は全員、個人のフィジカルトレーニングメニューを与えられます。
ジュニア(小学生)の選手は希望者のみ参加できますが、定員がありますので、お早めにご検討下さい。
練習実施日はジュニア、ジュニアユースとも月に2回、隔週で月曜日を予定しています。
また、参加対象はレアッシに所属している選手のみとなりますのでご了承下さい。
体験を終えての選手インタビュー