U-10(小学4年生)はもうすぐ始まる区内リーグ(福岡市南区内のリーグ戦)に向けて現在トレーニング・TRMを行っています。
(区内リーグとは何か?はこちらを参照)
この年代は福岡支部で行われたU-9の大会「アドヴァンスリーグ」では2位になりましたが、この大会に参加していない強豪はたくさんあります。
様々なスタイルのチームに対して『良いサッカーができるか』どうか。
2月から担当して約3ヶ月。新しいメンバーも加わり、日々トレーニングしながら模索しています。
少し専門的な話になりますが、『ただ単に能力だけでなく、良いサッカー(将来につながる)をしながら勝てるかどうか』。
良いサッカー(質が高く選手が学びながら勝利する=将来につながる)と勝利至上主義(その年代でしか通用し内プレーの質=将来につながりにくい)、そのボーダーラインがどこにあるか。
クラブが目指すのは『世界で通用するサッカーの質(グローバルスタンダード)を追求しながら勝利する(結果を出す)』というかなり難しいプロジェクトです。
常に人工芝の環境でプレーできるならポゼッションスタイルも可能かもしれません。当然、『芝』の環境だと技術レベルの負荷が下がるのでテクニックよりも『戦術的』な部分の改善が可能です。
福岡支部のように『常に土のグランド』でプレーするなら、いくら戦術的なことをやってもテクニックレベルが低いと元も子もありません。
(全く機能をなしていないグランド。サッカーが上手くなるには?)
話はそれましたが、以前書いたように現在は少しづつ戦術的な部分に取り組んでいます。
難しさはありますが、『サッカーの原理原則』。いつどこにポジションを取るか、ボールホルダーにプレッシャーがかかっている時とそうでない時。etc…
今日は初めて『Transicion D-A』についてトレーニングしました。守備から攻撃の切り替えにおけるボール保持の方法。
現在は「考える必要がない」(技術系)練習と「考えなくてはならない」(判断系)を半分ずつです。
そこのバランスを見ながら区内リーグを戦って行く必要があります。
いずれにせよ、ワンランク上のチームになるには「大きな変化が必要」です。
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ちなみに現在「円陣」の練習にも取り組んでいます。
理由は2つあって、1つは「試合前の動作をルーティン化する」ことで緊張などをなくすこと。
(嬉しいからガッツポーズを取るのか、ガッツポーズを取るから嬉しい気持ちになるのか、メンタルの問題です)
もう1つは選手たちの『性格』の問題。真面目で一生懸命プレーするのですが、もう更に一段階の成長が必要です。当然、低い年代なので真面目すぎるほどコーチの雰囲気に合わせてしまうのですが、「選手たちが自ら言葉を発する機会」を作ることで、『自立』につながっていくのではないかと思います。
(ボトムアップ理論が良いとか悪いではなく、『いつ何を使うか』とうことが重要な気がします)