U-10 TRM in 伊万里 チームを再編成すること

12/23日曜日、U-10・1stメンバーにて練習試合を行いました。

現在は南区リーグ(公式戦)が終わって、チームや選手を一度フラットに見る時期です。
今回、北九州で行われているU-11・1stの大会に3名が召集され、一つ上の学年でプレーできる良い機会を与えられていますが、こちらも新たなポジションやシステム、動き方など、様々な刺激を与えています。

小学生に限らず、日本の育成年代のサッカー環境の場合、長期のオフシーズンがないばかりでなく、単年度毎のチーム編成やリセットされる機会がほとんどないので、現在のように公式戦まで時間がある時期は、『一度チームや選手、ポジションや戦術を見直す』良い時期かと思います。

南区リーグで優勝したから、そのまま同じようなメンバーとポジション、戦術で精度を高めながら練習試合やカップ戦を行い、そのままチャンピオンシップ、5年生時の公式戦に入って行くのはとても危険です。

指導者も、『試合の重要性を無視し、どうしても全ての試合で勝つこと、常にベストメンバーを組むこと』や『同じことを繰り返して精度をあげること』の方向に進みがちですが、中・長期の成長を考えた場合、前述したように「単年度毎の大きな変化」が少ない日本では、それが大きな弊害になっています。

■試合結果

①いむらA 1-2負
(得点:リンタロウ)

②いむらB 6-0勝
(得点:ソウタ×3、ケイスケ×3)

③セレスト 13-0勝
(得点:ケイスケ×2、キッペイ×4、リンタロウ×4、ケイイチロウ×3)

④大坪 0-2負

今回は、数名を除いてはほとんどの選手に今までやったことがないポジションでプレーしながら、チームの目指すサッカーを実践すること、攻撃と守備時のシステムを変更しながらプレーすること、また数名の選手にはかなり難しい動き方を実験的に行いました。

単純にロングボールを蹴り込むサッカーとは違い、ポジション毎のサポートの仕方や、スタートポジション、動き出すタイミングなどが複雑です。
ポジションが変わるとどうしてもスムーズに動けませんね。

また、練習でやっていることと同じことを試合で行うといった時にすぐにイメージがつかめる選手と、そうでない選手がいました。

例えば最近やっている3対2の前進。
選手のみんなは、試合でのどのポジションの選手たちか、どのような状況のプレーかを理解できたでしょうか。

年内の日程は昨日で全て終了しました。

気温が低く、また雨も降る中、たくさんの応援ありがとうございました。

選手のみんなは冬休み、しっかり休んで下さい。
(特に練習する必要はないので、友達・家族との時間を楽しんで下さいね!)
元気な姿で、年明けに会いましょう!

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この記事を書いた人

□スペインサッカー指導者ライセンス レベル1
□選手歴 筑陽学園サッカー部卒
□指導歴
2007-現在 レアッシ福岡FCジュニア,ジュニアユーススタッフ
2009-12 FCバルセロナ オフィシャルスクール福岡校コーチ
2015-2016 スペインバルセロナ在住
2015-16 UE CORNELLA Juvenil B 研修(バルセロナ)

サッカーコーチが学べる情報サイト『ジュニアサッカー大学』を運営