U-10・1st TRM 大分トリニータ・レノファ山口・アレシオ・西南

本日、西区にある西部運動公園にてU-10・1stチームの練習試合を行いました。

3月初旬に(おそらく1周目)にチャンピオンシップ(小学5年生時のリーグのカテゴリーを分ける)が行われるため、これから3週間はそれに向けての準備になります。

今回は、久しぶりにファーストメンバーが揃ったので、チャンピオンシップを想定して、戦い方、システムの変更、イレギュラーな場面での選手の配置など『いつも通り』ではなく、あらゆる可能性を潰すために様々なことを試しながら試合をしました。

■試合結果
①アレシオ 5-1勝
(得点:前半:9’リンタロウ、後半:4’ケイスケ、7′,12′,14’シュウト)
前半はセンターバックが下がりすぎるがために中盤が下がってしまい、良い攻撃に繋がりませんでした。点数こそ入りましたが、攻撃面ではもっとやらなくてはいけないことがあります。

②レノファ山口 2-1勝
(得点:前半:7’ケイスケ、後半:5’シュウト)

③大分トリニータ 1-3負
(得点:前半:6’アヤト)
本番を想定しての実験的な部分もあり、ポジションや狙いの変更など選手は上手く対応してくれました。

④西南 0-1負
立ち上がりからインテンシティが低く、完全に疲れ切った状態での試合でした。確かに12名で30分ゲームの4本目というのは公式戦ではありません。
きつい状態の中で、『誰が強い気持ちを持ってやれるか』を見ていましたが、数人の選手に可能性があったのは良かったと思います。

サッカーがチームスポーツである本当の意味

これからチャンピオンシップに向けて重要になるのは『チーム力』です。
一見、上手い選手が数人いればチームは勝つということを想像してしまいそうですが、サッカーというスポーツではそうではありません。

なぜサッカーというスポーツにおいて『チームが重要』なのかというと、「みんなで頑張って協力しよう」などの短絡的なものではありません。

テクニックがある選手ばかりでもダメだし、守備が強い選手だけでも勝てません。
メッシが11人いても絶対に強いチームにはなりません。

選手個人には「それぞれの良さ」があります。しかしその反面「得意でないこと」もあります。
Aという選手の苦手な部分をBという選手が補っていますし、Bの選手の苦手な部分はCの選手が補っています。

よく言われる「サッカーというスポーツはオーケストラ」というのは、「それぞれの異なった個性が合わさることでハーモニーを奏でる」ということです。

「自己犠牲」というだけでなく、もっと上を行く考え。
「自分が苦手な部分を他の選手が助けてくれている」ということを忘れ出すと、チームの力は下がるだけでなく、そのような選手に今後の成長は見込めません。

例を挙げると、今日の試合では「派手さはないけどその選手のお陰でチームが上手く機能」している部分がありました。

得点を挙げたり、スーパーセーブをする場面はありませんでしたが、『確実に重要な存在』となっており、結果的にその選手のプレーが得点に繋がり、ピンチを未然に防いでいました。

繰り返しますが、サッカーで重要なのは「素晴らしい異なる個性を持った集団が結束する」ことです。そうすれば、チームの力は上がり、難しい試合を勝利に収めることができるようになります。

選手の皆さんは、今日のミーティングで話したことをしっかりと意識して行きましょう!

本日もたくさんの応援ありがとうございました!

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この記事を書いた人

□スペインサッカー指導者ライセンス レベル1
□選手歴 筑陽学園サッカー部卒
□指導歴
2007-現在 レアッシ福岡FCジュニア,ジュニアユーススタッフ
2009-12 FCバルセロナ オフィシャルスクール福岡校コーチ
2015-2016 スペインバルセロナ在住
2015-16 UE CORNELLA Juvenil B 研修(バルセロナ)

サッカーコーチが学べる情報サイト『ジュニアサッカー大学』を運営