4/13リーグ戦後にU11の選手へ話した事-サッカーは足し算じゃない-

4/13(土)に開幕した福岡支部U11リーグ2部でレアッシU11 1stチームは開幕2連勝を飾りました
結果だけを見ればもちろん素晴らしいと思いますが私は試合後に(試合中も)選手達へ厳しい言葉を投げ掛けました
ピッチの中で責任感を持ってプレーしている選手が少な過ぎる、と

先日のコラムでも書きましたが今年のU11 1stは例年以上に個性豊かな選手が多いです
その個性やそれぞれの力が噛み合えば恐らく物凄い力を発揮する事でしょう
しかし今日の試合ではそれが発揮できませんでした

それはそれぞれの選手が「自分の得意な事だけを頑張る”無責任”なプレーをした」からだと思います

サッカーは個々の選手が持っている力を単純に足していき、その数字が大きいチームが勝つという分かりやすいものではありません
例を挙げるならばレアルマドリーは個々の能力だけを見ればスペインでも1・2位を誇ります
しかし今シーズンはスタートからつまづき、様々な要因でチームが噛み合わず勝ち点を積み重ねる事ができませんでした

それとレベルは違えど同じ様な事が今日の試合でも起きていました
少し疲れたら走らない・苦手な事はやっているフリをする・曖昧な事は他人に任せる
それではチームは良くならないばかりか、元々持っている能力すら発揮できません

つまり誰かが手を抜いて0またはマイナスな行動をピッチ内で行ってしまうとチーム全体は掛け算のように0になったり、マイナスになってしまうのです
選手達にどこまで伝わったかわかりませんが、そういう話をしました

幸いにも次のリーグ戦まで1ヶ月空きますし、今日は内容が悪いなりにも2勝する事ができました
その結果だけを見ると分かるように選手達は力を持っています
あとはそれをチームの為に使う献身性・チームが苦しい時に自分が引っ張るんだという責任感・本当に上手くなりたいという向上心があれば必ず成長します

そういった話をして、最後にこんな言葉を伝えました
「もう過ぎた事は変えられないから、コーチに言われて『確かにそういう部分はあったな』とか『あんなにめちゃくちゃ言われて悔しいし頭にきた』っていう思いがあるなら次の練習から行動を変えよう。そうすれば絶対未来は変えられるから」と

戦術やテクニック・フィジカルというサッカーにおいて重要になる要素の土台となるメンタルの成長が彼らの今後を大きく左右すると思い、そんな話を選手達へしました

彼らが変わろうとするなら、その手助けを全力でしようと思います
大きな期待を込めて

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この記事を書いた人

□スペインサッカー指導者ライセンス レベル2
□指導歴
2007-2012 清水エスパルス普及部
2009-2012 エスパルスSS駿東JY U-13監督
2012-2013 U.E.SANT ANDREU Infanitil A (U14)アシスタントコーチ
2013-2014 U.E.SANT ANDREU Cadete B (U15)アシスタントコーチ
2014-2015 C.D.ALMEDA Alevin A (U12) 監督
2015-2016 U.E.Sant Joan Despi Alevin D (U12) 監督
      U.E.Sant Joan Despi Infanitil E (U14) 監督
2016-現在 レアッシ福岡FC