今週月曜日より3泊4日でレアッシを訪問してくれていた北海道のクラブチーム「プログレッソ十勝」さん。
レアッシの指導者が直接指導するサッカークリニックや練習試合を行いましたが、指導者向けクリニック(講習会)も実施しました。
現在レアッシ福岡FCが取り組んでいるのは育成大国、そしてサッカー先進国であるスペイン・バルセロナでの育成ノウハウをクラブに落とし込むこと、ここに来ればスペインではサッカーがどのように考えられているかを知ることができます。スペイン、特にバルセロナという地域のサッカー理論はかなり高度で複雑ですが体系づけられているために、とても納得出来るものになっています。
今回のテーマは、指導の根本的なものとも言える「プレーモデル」。それをクラブもしくは指導者がどのように作らなければならないのか?そしてそれを具現化するために必要なFundamento(フンダメント)。
Modelo de juego(プレーモデル)とは様々な定義がありますが、簡単に言うとチームとしてどのように戦うか、もしくは一人一人のプレーに共通認識を与えるコンセプトと考えられるかもしれません。
そしてFundamento(フンダメント)とは様々な戦術コンセプトと考えられます。
そしてそれを基にトレーニングをどのように組み立てるか。専門的な話になりますが、サッカーの局面から練習のObjetivo(目的)を考えます。例えば試合の4つの局面の中の更にどの状況なのか。
2日間に渡って、プログレッソの指導者の方々とお話ししました。
最終日は指導者講習と選手への講習会も行いました。選手たちはクラブハウスの2階で黒沼コーチよりバルセロナにあるクラブチームのビデオを見ながら戦術を学んだり、スペインの育成年代の選手が置かれている環境などの講義を受けました。
短い期間でしたが福岡遠征を終えた選手たち、指導者の方々に意義のある遠征になったことを願ってます。
北海道から福岡まで、レアッシと交流を図るために遠征に来るのはとてもすごいことですが、こちらもプレッシャーがかかりました。ただ、レアッシのスタッフもクラブの考えをアウトプットすることでいろんな要素が整理できたり、交流を図ることでいろんな刺激を受けることができました。
プログレッソ十勝の選手・スタッフのみなさん、そして福岡遠征を承諾してくれたプログレッソの保護者のみなさん、ありがとうございました!