U-13 強化合宿 in 高千穂 (宮崎県) 2泊3日

8/17土〜19月曜日の3日間、U-13 (中学1年生)メンバーはU-14とともに強化合宿を行いました。

今回はU-13クラブユース選手権(1年生大会)へ向けての強化合宿。熊本県との県境にある宮崎県の高千穂町にて2泊3日。
(高千穂といえば、観光地としても有名な高千穂峡。そして日本神話において天照大神が隠れた天戸岩など、歴史的にも面白い地域です。)

天然芝のグランドでトレーニング&U-14とのTRMなど、3日間みっちりと過ごしました。

福岡市より約3時間かけて高千穂へ。宿泊先は神社の敷地内にある建物。

元横綱の千代の富士や巨人の藤田選手が寄贈しています。スポーツ選手が多く参拝に来るとのこと。


初日は午前中に移動して宿舎へ立ち寄り、午後からトレーニング。
前半は普段はあまり行わない基礎的なテクニックのトレーニングをみっちり行い、後半はチームのプレーモデルを浸透させるために9対9のハーフコートでのゲームを行いました。

結構疲れてましたね。
夏休みの間、少しずつたくましくなってきました。選手には厳しい要求をしていますが、全員しっかりと意識的に取り組んでいます。この合宿でさらにもう一皮向けて欲しいところです。


練習終了後、風呂・洗濯を済ませ、夜はバーベキューです。
今回の合宿ではできるだけいろんなことを経験させようと計画していましたが、案の定炭に火が付きません。何人かは慣れていましたが、『自分たちで準備する』時にも、「できなくても積極的に何かをやろうとする選手」「積極的にできない選手」、それぞれの特徴が見えてきます。
サッカーのプレーと普段の行動が『おおよそ』リンクしているのは、スポーツ全般に言えることかもしれません。

今回の合宿は「強化のためにトレーニング以外の部分も行う」ことを目的としていたので、普段の遠征でホテルや旅館に泊まるのとは違う経験ができたのではないでしょうか。
(スタッフも相当ハードでしたが、選手たちも自由時間はほとんどなく良い経験になりました)

2日目は午前中にU-14と混合での紅白戦を行い、昼過ぎにトレーニングそして夕方にU-14とのTRMを行いました。
昼には3時間ほど昼食とチームビルディングの時間を取っていたので、午前の練習後に会議室へ移動。

選手たちの夢や目標、そして言葉で表現する力、短い時間にでしたが『サッカー面以外でのトレーニング』になりました。
ここでは「グループで個人の目標や夢を語り、そのために現在行わなければならないことを別の選手がみんなに伝える」ことを行いました。

選手たちには『大きな夢と志』を持って欲しいと思います。このミーティングで選手たちに伝えましたが、もう一度自分に言い聞かせて欲しいと思います。

『夢や目標を持つこと。もしくはそれを探すこと。』
『周囲から”無理だ”と言われても恥ずかしがらずに堂々と自分の夢や目標を語ること』
『夢や目標のために努力すること』
『自分にはできると信じること』

ミーティングの中では「サッカーに関わる仕事に就きたい」などの夢もあり、いろんなことを話す中で、選手一人一人がどのようなことを考えているかを知ることができました。

U-14の選手が会議室を使用している間に30分ほど神社散策。
宿泊先とは別の神社です。
2名ほどコーチに怒られましたね。



その後トレーニングを行い最後にU-14とのTRM。短い時間でしたが、インテンシティの高いゲームができました。
U-14が相手でも、年上だから負けても良いということはありません。
失点を重ねましたが、良い崩しからフィニッシュまで数回持ち込めたのは練習の成果だと思います。
同じチームでも、年上でもライバルです。
そこに打ち勝ってさらに上を目指さなければなりません。

一つ上の学年のU-14のFWの選手からボールを奪うこと、敵のDFを翻弄することができれば次のステップへ進むことができます。相手が年上でも関係なく『やってやる』という強い気持ちを持ってプレーすることが大事です。


3日目の最終日は朝から雨となり午前中にトレーニングの予定でしたがグランドが使えませんでした。
朝食は温泉下にある宿。

『サッカー選手を目指す』には、食事も重要です。
おそらく成長するする選手とそうでない選手の差は『食べる量』ではなく『意識の違い』です。
この辺りの年代から『タンパク質が筋肉を作る』とか『炭水化物はその日のエネルギー』など、ざっくりと簡単な知識を身につけて意識してほしいですね。

雨でグランドが使えなかったため、朝食後に宿舎に戻って体幹&筋トレ。
レアッシでは専門のフィジカルトレーニングのコーチ(詳細はこちら)がいますので、U-13の選手たちに提供されている体幹トレーニングと筋トレを行いました。

4月の入部当時に比べて、選手たちの意識は高くなってきています。
レアッシ出身の選手もジュニア時代とは違う厳しさを痛感していると思いますし、レアッシ以外のクラブから加入した選手も個性を発揮しながらチームの良い雰囲気を作っています。

今回の合宿の目的は1年生大会へ向けてチームワークを高めると共に個人のレベルアップです。

自立した強烈な個性が集団になることでチームは強くなります。
選手個人個人が『自分の良さ』を理解し、それをチームに貢献させることが試合において重要になってきます。

合宿では選手の「たくましさ」という点において成長を感じることができました。

夏休みも残りわずか。
しっかりとトレーニングをこなして次のステップに進みたいと思います。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

□スペインサッカー指導者ライセンス レベル1
□選手歴 筑陽学園サッカー部卒
□指導歴
2007-現在 レアッシ福岡FCジュニア,ジュニアユーススタッフ
2009-12 FCバルセロナ オフィシャルスクール福岡校コーチ
2015-2016 スペインバルセロナ在住
2015-16 UE CORNELLA Juvenil B 研修(バルセロナ)

サッカーコーチが学べる情報サイト『ジュニアサッカー大学』を運営