本日、福岡市早良区にある百道中央公園にてU-11ファーストチームの福岡支部1部リーグ、第3節と第4節が行われました。
現在2試合を消化し1勝1敗。以前から「一部リーグはかなり厳しい戦いになる」と書いてきましたが、目標は前期リーグは1部残留です。今現在のところ、優勝争いをする力は客観的に見てまだ不足していると考えていますが、前期で強豪相手に経験を積み、後期リーグと6年生時に大きなチャンスをつかみたいと考えています。しかし勝負事なので難しい相手でも勝つチャンスは十分にあります。
どのような展開で良い流れを掴むことができるのか、それがとても重要になります。
〜試合結果〜
■第3節 vs アビスパ福岡 0-4負
(アビスパ福岡との激闘の歴史はこちら)
■第4節 vs FC J-WIN 0-2負
■監督コメント
〜アビスパ戦〜
「どのようにプレスをかけるか、どこでボールを奪うかを確認して試合に臨みました。相手のビルドアップの時に相手はどこを狙っているのか、どこにプレスをどのようにかけるか、サイドを変えられた時にはどのようにプレスを変更するかをチャレンジしました。前半から高い位置でプレスがハマる場面が見られたのは良かったと思います。
ボールを奪いたいところに誘導し、また外された後のプランも選手たちは良く理解し実行してくれました。
しかし、途中から中央の選手へのプレスをかけることができなくなり前進を許す場面が増えてしまいました。原因としてはボールと逆サイドにいるハーフの選手の絞り具合と高さだと思います。特にこちらの守備ブロックが横にスライドしている時は良いのですが、サイドチェンジされた後の縦へのスライド(剥がされるリスクはありますが恐れずに高い位置でボールを奪いに行くことに重点を置いています)後の中央へのケアがあまりできませんでした。試合中に修正するのが難しい部分でした。
攻撃に関してはボールを失う可能性が高い、もしくは偶然性に頼るロングボールで進めるのではなく、ビルドアップ(組み立てる)攻撃を行うことにチャレンジしました。ディフェンスラインから組み立てるのはリスクはあるのですが、恐れずにきちんと状況を見て判断することをやっていかないと選手は上手くなりません。何も考えずにプレーするのではなく、サッカーの原理原則、構造を理解するためには何がピッチで起こっているかを正しく判断し、解決する力=戦術的に考えれて実行できる力がサッカー選手にとっては重要です。
個人の能力だけで状況を打開することも時には必要ですが、それだけをやっても良いサッカー選手にはなれないというのがクラブの考えです。
選手を成長させるためには、難易度が高くまたリスクも高いのですが、そういう状況判断を伴ったサッカーをしっかりとさせたいと思います。そういう意味ではよくやれた部分とまだまだ足りない部分の両面が出た試合でした。
失点の仕方についてはあまり問題視していません。幾つかの失点は時間(年齢)が経てば解決できるものですし、今のレベルを考えると起こりうることです。
今すぐにはリベンジは難しいかもしれませんが、現在取り組んでいること、クラブが目指すものを継続していけば次に試合をする時にはもっと良い結果になると思います。」
(サッカーが上手くなるために意図のあるプレーをすること)
〜FC J-WIN 戦〜
「最初の失点のシーンは上述したように、クラブが目指すサッカーをする上でリスクとなるものです。このリスクを恐れるとロングボールを蹴ったほうが失点はしにくくなりますが、偶然性を待つのでは良いサッカーはできません。意図を持って狙いを持ってプレーすることで勝負に勝てる可能性は高まりますが、そのためにはもっとレベルアップが必要です。
得失点差を気にするより引分か勝利で勝ち点を得ることを目指したため、最後は今までやったことがない3-2-2システムに変更しました。あまり機能しませんでしたが、良い流れが作れていても得点が決まらなければ何らかの変更が必要です。何も手を打たずに時間がすぎるよりはリスクをかけてでも流れを掴みに行くことはとても重要なアイデアだと思います。守備が手薄になるのを承知で点を取りに行った際の2点目の失点だったのでそれは気にしなくて良いかと思います。GKはじめ全員の頑張りで危ないシーンもよく防いでくれました。」
「残り3試合、日程は6/10土、11日曜日です。10日に西南とエリア伊都戦、最終日の11日に龍南FCとの試合が行われます。約一ヶ月あるのでどこまでレベルアップできるか、現在取り組んでいることを根気強く継続したいと思います。
本日も暑い中、たくさんの応援、励ましの声、ありがとうございました!」
■その他の試合結果
J-WIN (1-0) 老司、レアッシ (0-4) アビスパ、エリア伊都 (0-0) 西南、龍南 (0-3) 今宿、エリア伊都 (3-1) 老司、龍南 (0-4) アビスパ、今宿 (2-0) 西南、J-WIN (2-0) レアッシ