2019-20シーズンもレアッシ福岡FCからは、小学4年生年代のU-10チームにおいては2チームが南区リーグを戦いファーストチームが優勝、セカンドチームが4位でチャンピオンシップ出場を決めました。
(「U-10年代の年間の公式戦の流れとその後のU-11年代への影響」についてはこちらをご覧下さい。)
また、小学3年生年代のU-9チームにおいても非公式戦ですが福岡アドヴァンスリーグへ出場し、今年も優勝することができました。
(今年度の結果はこちら)
クラブとしては、当然優勝などの結果は嬉しいことですが、それ以上に、この年代からきちんと『チームとしてリーグ戦に参加』し、『緊張感のある試合経験を積んでいる』ことが何より重要だと考えています。
このような経験が5、6年生時のベースを作り、更にその経験がジュニアユース年代でも活きてきます。
僕個人としては小学2年生くらいから非公式でも良いのでローグ戦を行い、3年生から今の区内リーグを戦う方が選手の育成に繋がると思います。
小学3年生から準備は始まっています
福岡市ではこのようなレギュレーションということもあり、レアッシ福岡では、小学3年生年代もしくは2年生年代から4年生時の区内リーグに向けて、選手の育成、チーム作りを行っています。
3年生は非公式ではありますが、アドヴァンスリーグに参加したり、県内外のカップ戦参加や遠征を行っています。選手たちの内発的動機づけができていれば、早く育成に取りかかる方が良いと考えています。
(内発的動機づけとは? 選手の育成とは?)
早い年代からリーグ戦を戦うことが必要
僕たちが留学していたスペイン・バルセロナだと、低い年代からの年間を通じたリーグ戦が定着しています。小学1年生、2年生であっても大人顔負けのリーグ戦を毎週こなしています。
もちろん真剣勝負でリーグ戦終了後には昇格降格があるシステムで日本のJリーグと同じです。
福岡市の場合、まだ4年生のリーグ戦からで十分と考えている傾向もありますが、僕らとしてはせめて3年生の時には始めないといけない(世界との差は開く)と考えていますので、公式戦がない3年生でも積極的に試合経験を積ませることを重要視しています。
また、本来は前期・後期ではなく「年間を通じたリーグ戦」が望ましいと思います。いろんなことを考慮すると先ずは11チームでの2回対戦で年間20試合は確保し、慣れてきたら16チームで年間3試合を確保するのが良いのではないでしょうか。
何れにせよ、世界は年間リーグを戦うことが主流なのに対して、また低年齢から試合経験を積めるということに対して、まだまだ日本は遅れている部分が多いのかもしれません。