スペイン便りvol.2

1/7(土)
こんにちは、コーチングスタッフの黒沼です。

今日はお昼から育成年代の試合を4試合半観戦してきました

最初はバルセロナにあるプロクラブであるエスパニョールの練習場にてカデテ(日本でいう現中2・3世代)の試合

エスパニョールの練習場はトップチーム専用の天然芝グラウンド一面・Bチームが主に使用する天然芝グラウンド一面・育成年代用のフルピッチより少し広めの人工芝グラウンド一面、そして7人制用の小さな人工芝グラウンド一面があります

エスパニョールはBチームで2部を戦っており、例年通りであれば中2のみで選手を構成しているはずですが現在首位を走っていて強烈なサイドの選手を活かしたサッカーを展開していました
続いては日本の4・5年生年代のアレビンと2・3年生年代のベンハミンの試合が同時に行われたので観戦
 
アレビンはA・Bチーム共に1部リーグを戦っており、今日のBチームはカデテ同様に1学年下の選手のみで構成されているようでした
その相手は3位で(エスパニョールは16チーム中8位くらいで1学年上のチームたちに苦戦している)なかなかレベルの高いところでした
その試合ではエスパニョールのビルドアップに対して研究して対策を講じてきたのが明らかでした
「相手を苦しめる為にこうやる・するとたぶん相手はこうしてくるだろうから、その時にはこう変える」
というような試合の流れを予測してのやり合いが低学年から見られるのが本当に勉強になります
その後は先日ダービーでバルサに勝ったというインファンティルのAチームの試合を前半のみ観戦
その後は移動してユース1部リーグのコルネジャ対マジョルカの試合を観てきました
以前は家長選手が在籍していたマジョルカのユースに私がスペインに渡って最初に在籍したクラブで同僚だった監督が率いるコルネジャの試合は本当に激しい、これぞ<戦い>といった内容でした
やはりこういった1つ1つの局面での激しさが日本との大きな違いの1つであると再確認できました
また、1日1試合が当たり前でそれに合わせてコンディショニングを行うので選手の身体のキレは高校選手権に出ているチームより数段上な印象を受けました
最後はコルネジャのカデテAチームの試合を観戦
ここの監督は私が初めてアシスタントコーチとして現場に立った時の監督で、彼とは1年半共にリーグを戦いました
今日の4試合半を観戦していて試合中にベンチに座っている監督は皆無でした
それは彼らは勝敗に責任を持ち、その責任を果たす為に一生懸命だからです
そして年間30試合行われるうちの1試合とは思えないほどに雰囲気はピリピリしていて、こちらにも緊張感が伝わるものでした
そういった中で選手も監督も成功と失敗・勝利と敗北を重ねながら成長していくのです
やはり、こういった本物のフットボールを取り巻く環境が成長には必要なのだと再確認しました
日本という場所でも同じような環境を作るやり方はきっとあるはずです
それと同時にレアッシの取り組んでいる方向性は間違ってないけど、もっと進化させられることもあるのではないかとも思わされました
きっとこの3週間はレアッシの発展の礎になるものになると思います!
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この記事を書いた人

レアッシ福岡フットボールクラブ

福岡県福岡市南区で活動しているU12、U15サッカークラブチームです。
幼児~小学生のサッカースクールも行っています。

世界トップレベルのスペインバルセロナでコーチングライセンスを取得し現地で監督を務めたコーチ陣が指導します。
選手一人一人の個性や能力に合った指導を行うため、日々の練習に映像分析を取り入れ分析とフィードバックを徹底的に繰り返しています。

レアッシ福岡FCのコーチ陣は常に全力で選手のことを考えます。